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加治 彰彦 院長

AKIHIKO KAJI

歯周病への配慮も行き届いた「機能」の観点に立ったスウェーデン流の矯正治療を実践。

大学卒業後は一般歯科と矯正歯科に半々で勤務し、両分野の研鑽に努める。2000年にスウェーデンに留学し、帰国後、大手町にあった兄の歯科医院を引き継ぐ。2014年、半蔵門駅そばに移転。

加治 彰彦 院長

加治 彰彦 院長

半蔵門ファミリア矯正歯科医院

千代田区/麹町/半蔵門駅

  • ●矯正歯科

歯科医師であった兄の姿を見て、自らも同じ道へ。

加治 彰彦 院長

この道を志したきっかけとしては、一足先に歯科の道を歩んでいた兄の存在が一番に挙げられると思います。兄とは年齢が10歳離れていまして、私が進路について考える歳の頃には既に歯科医としてバリバリ働いていましたので、その影響はやはり少なからずありましたね。あとは、私自身も子どもの頃から手先が器用で細かい作業が好きだったことに加えて、将来は手に職をつけて働きたいと考えていましたので、そうしたことも「きっかけ」のひとつにはなったかと思います。
さて現在「矯正歯科医院」という形で開業していますが、矯正歯科の分野については歯学部時代から興味を持って学んでいました。ただし、この分野を極めるためには一般歯科、その中でも特に歯周病の分野は避けて通れないと考えていまして、大学卒業後は一般歯科の歯科医院と矯正歯科の歯科医院に半々で勤務しながら、両方の分野の研鑽に努めました。矯正医の場合、矯正歯科一筋という方が多い中にあって、私のこうした経歴は少し珍しいかもしれません。
その後、2000年に矯正歯科の先進国であるスウェーデンに留学。帰国後に、当時大手町にあった兄の歯科医院を引き継ぎました。しかし皆様もご存知の通り、東京駅の周辺は再開発が進められており、その影響で医院が入っているビルも近く取り壊されることに……。そこで2014年の2月に、同じ千代田区内の、半蔵門線半蔵門駅3a出口から徒歩2分の当地に移転してまいりました。なので「半蔵門ファミリア矯正歯科医院」は内装なども新しく非常に綺麗な病院ですが、矯正歯科医院としての歴史はもっと古く、メインテナンスで長くお付き合いをさせていただいている常連の患者様も多いんですよ。

必要最低限の矯正治療に止める。それがスウェーデン流。

加治 彰彦 院長

矯正治療の目的には大きく分けて、「機能」と「審美」の改善があります。路肩を誤って走る自動車を正しく車道に戻すように、本来あるべき姿に戻してあげる「抑制矯正治療」などは、まさに「機能」の観点に立った矯正治療と言えます。たとえば歯並びが悪く、咬み合わせがずれるような場合には、機能改善・回復のために最低限の矯正治療は必要になってきます。それに対して「審美」については、歯並びの美しさに対する感じ方は人それぞれですので、客観的にみて機能的・審美的に問題がなく、本人が満足しているのであれば、必ずしも矯正治療が必要というわけではありません。
したがって「何でもかんでも治しましょう!」ということはありません。そのように、必要最低限の治療に止めて、あとはその方の判断に委ねるというのがスウェーデン流の矯正治療の考え方です。私自身はスウェーデンで矯正歯科を学んできた人間ですので、当院におきましても、そのような考え方に基づいて矯正治療をさせていただいています。

歯周病と矯正治療は不可分のもの。

加治 彰彦 院長

冒頭で、大学卒業後は一般歯科と矯正歯科両方の歯科医院で研鑽を積んだと述べましたが、留学先のスウェーデンから帰国した後も社会人大学院に通うなどして、専門である矯正歯科と並行する形で歯周病についても継続的に学んできました。また、現在は日本歯科大学の非常勤講師として、歯周病学における矯正治療というテーマで講義も受け持っています。前置きが少々長くなりましたが、歯周病と矯正を切り離すのではなく、不可分のものとして合わせて考えるというのが、当院の矯正治療における大きな特徴のひとつ。成人の8割は、程度の差こそあれ、歯周病を抱えていると言われています。その意味でも、歯周病の存在を無視して適切な矯正治療を行うことはできないというのが私の持論です。
あえて乱暴な言い方をすれば、矯正の装置だけなら、患者様ごとの歯周病の状況を勘案せずに装着することができます。ただしそれをしてしまいますと、その場そのときは良くても、後々大変なことになってしまいかねません。矯正治療を行う上では前提として、歯周組織が安定しているかどうかなどの見極めが不可欠で、そのためにも矯正医と言えども、歯周病に関する知識が必要です。また矯正歯科の場合、一般歯科からの紹介という形でお見えになる患者様も多いものですから、紹介元の一般歯科の先生と正確な意思疎通を図る上でも、やはりそうした知識は必要になってきます。裏を返せば、一般歯科の先生方とも密な連携を図ることで、真に患者様の満足につながるような矯正治療ができる点も、当院の特徴と言えるかもしれません。

ストレスフリーの矯正治療環境づくりに尽力。

矯正治療は、治療が完了するまでに多くの時間を必要とします。事前に歯周病治療が必要な場合には、矯正治療に取りかかれるようになるまでに1年以上かかるケースも珍しくありません。このように他の治療と比べて治療期間が長期に及ぶ矯正治療においては、そのぶん患者様に与えるストレスもどうしても大きくなってしまいますので、そうしたストレスを少しでも軽減できるように、当院ではさまざまなことを心がけています。たとえば、リラックスして過ごしていただくための院内の環境づくりもそうですし、治療とセットで必要に応じて口腔内のお掃除をさせていただいている点もそのひとつです。歯科医院に好んで訪れたいという方はあまりおられないと思いますが、継続的な通院が必要な矯正治療の患者様にとって、少なくとも通うのが億劫ではない場所でありたいと思っています。
あとは治療面ですと、繰り返しになりますが、矯正治療を無闇に勧めるのではなく、必要がある患者様に対して行き過ぎた治療にならないような治療計画を提案することを心掛けております。

これから受診される患者さんへ。

「矯正治療は子どものうちから始めるべきもの」という認識が広がるあまり、それを理由に、矯正治療を躊躇してしまっている大人の患者様も少なくないようです。しかし実際にはそんなことはなくて、当院にも30~40代を中心に、上は70代の患者様も来院されています。当院の院名にあります「ファミリア」というのはラテン語で「家族」のこと。お子様から大人、そしてシニアの方まで、幅広い年齢層の方に来ていただきたいという思いを込めて、この名前をつけました。
矯正治療によって機能面の改善だけでなく大きく口を開けて笑えるようになり、表情が明るくなられた患者様、性格が前向きになられた患者様を多く見てまいりました。老若男女問わず多くの皆様に対して、そうしたお手伝いをさせていただけましたなら、矯正医としてこれ以上嬉しいことはありません。矯正治療に関してご不明な点などがありましたら、お気軽にご相談にいらしていただければと思います。

※上記記事は2014.4に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

加治 彰彦 院長 MEMO

  • 出身地:福岡県
  • 趣味・特技:料理
  • 愛読書・本:ビジネス書
  • 好きな映画:歴史もの、ドキュメンタリー
  • 好きな音楽:ボサノバ
  • 好きな場所・観光地:里山、温泉

グラフで見る『加治 彰彦 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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