西山 信一郎 院長への独自インタビュー

開業医の三代目として、この道を継ぎ、そしてまた……

私の家は代々開業医でした。時代も時代でしたし、暗黙のうちにそれしか選択肢がなかったという感じでしょうね。自分でそれがいやだったものですから、「子供は自由に…」と思っていたのですけども、ふたを開けてみればみんなが医者になり、しかも、循環器に進むというおまけまでついてきました（笑）。そう考えますと、私の選択も、向いていた、ということなのかもしれませんね。
自分で手を下し、治ってくれる病気を診ていきたい。私が循環器を選んだのは、そうした理由がありました。今の時代は色々ありますけども、当時の内科治療は、経過を見るしかないものがほとんど。その中で、実際に患者さんが良くなっていくのが確認できる循環器内科は、とても魅力的に映ったのです。加えて、私が勤務した虎の門病院循環器内科は、ちょうどその頃、冠動脈造影というものが日本で最初に導入された時期にあたり、活気というものもがあったことも選択に影響したように思います。
『大手町フィナンシャルシティ 西山クリニック』は、2007年に開院いたしました。家族的と言うのでしょうか、スタッフはみな、家内の友人や、知り合いのお嬢さんといった方が活躍してくれています。その親しみやすさが、患者さんの気持ちを楽にしているところがあるのかもしれません。実際、診療が5分で終わっても、外で10分、20分と、スタッフと話していかれる患者さんが多くいらっしゃいますよ。

循環器の専門クリニックとして

もちろん、風邪を引いた、お腹が痛いといったことで来院される患者さんもいらっしゃいますが、ほとんどの方は高血圧や不整脈・狭心症、あるいは高脂血症といった循環器関連のものになります。私は虎の門病院で長く診察を担当してきましたから、当時の患者さんであり、その家族や紹介していただいた方が大方になりますでしょうか。
それに加えて昨今多いのが、会社の健診や産業医に指摘を受け、当院を訪れるになるケースです。また、近くの診療所さんから循環器を専門にしているクリニックということでご紹介を受けて来院されるケースも目立ちますね。
クリニックでは心電図、24時間ホルター心電計、超音波診断装置、レントゲン等の設備が備わっており、病院と同等とまでは言えないまでも、充分に専門的な診療が可能な体制が整っています。

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