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院長先生

― 医師(千代田区)―

三宅 永 院長/飯田橋メンタルクリニック(飯田橋駅・心療内科)の院長紹介ページ

三宅 永 院長

HISASHI MIYAKE

エビデンス重視の現代医療にたりないものを
精神療法やカウンセリングで補う多角的治療

金沢大学医学部卒業後、慈恵医大精神科入局、国立療養所静岡東病院、京都大学臨床心理学教室で研修。慈恵医大精神科外来および脳波室に勤務、同大学第三病院では森田療法室にて講師をつとめる。1999年、『飯田橋メンタルクリニック』を開院(飯田橋駅から徒歩3分)。

三宅 永 院長

三宅 永 院長

飯田橋メンタルクリニック

千代田区/富士見/飯田橋駅

  • ●心療内科
  • ●精神科

薬だけでなく、森田療法などの精神療法、さらに脳波検査も使った独自の診療方針

三宅 永 院長

長い間、慈恵医大にいて精神科の診療を行っていたのを辞職し、1999年に当院を開院した一番の理由は、自分なりの診療をしたいと思ったからです。薬だけでなく、行動や考え方を修正し、生活を変えていくことで病気を直す精神療法も同時に取り入れ、さらにうつと発達障害、その他の脳疾患などを見分けるための脳波検査も行うのは、当院ならではの方法かもしれません。薬物などデータ的に立証された方法と、エビデンスは少ないけれどもこれまでの臨床経験で確かに役に立つと感じられた方法、どちらも大事にしたかったのです。脳の機能を薬で回復する化学的な方法と、気持ちを変えて快適さを作り出す行動的な方法、これもどちらも活かしたい、ということでこんな診療項目になりました。基本的な診療方法は、まず薬を使って穏やかな状態を作りだし、落ち着いたところで精神療法も取り入れていきます。ほかにも、半年〜1年と薬を飲んできたけど改善しないというときや、9割がた薬で治ったけれどもどうしてもあと一歩治りきらない、というときなどにも精神療法が助けになります。
飯田橋という立地は自宅と慈恵医大の中間に位置したことと、オフィス街なので心の病気にかかりやすい勤め人の方が多いだろうということ、なのに開院当時、このあたりに心療内科がほとんどなかったことで選びました。病院らしくない温かみのあるインテリアを意識し、診察室には趣味の絵やたくさんの音楽CDを並べて、ちょっと自宅の書斎のような雰囲気もありますね。

病気の原因探しをしない森田療法は、今でも有効な方法

三宅 永 院長

当院でおもに行う精神療法は認知行動療法、森田療法、箱庭療法です。認知行動療法は一般的で、取り入れている病院やクリニックも多いと思います。起こったことに対して、否定的な気持ちで受け止め落ち込んでしまうのではなく、別の建設的な受け止め方を促し、さらに気持ちを切り替えられるような行動をとることを目指します。心を病む人は、出来事に対してネガティブな受け止め(=認知)をしがちなのですが、この“考え方のクセ“を変えていくのです。考え方だけでなく、行動によってもこのクセは変えることができます。
対して森田療法を今行うクリニックは少ないかもしれません。やや昔の療法と考えられているからなのですが、当院では積極的に活用しています。森田療法は、”森田神経質”と呼ばれるある一定のタイプの神経症の方には抜群の効果を発揮します。症状としては不安障害全般ーパニック障害、社交不安障害などーがそれで、性格的には内向的で完全主義、心配性などが当てはまります。森田療法の最大の特徴は不安があるなら、それを無理に取り除こうとせず受け入れるということです。例えば悩みを抱えていて悶々としているとき、とりあえず部屋をきれいにしてみたら気持ちまですっきりした、そんな解決方法です。心がもやもやしたら、なんでもいいから行動してみる。体を動かすことで心も動かす。悩みの原因探しをせず、悩みを抱えたまま快適に生きることを目指すのです。これが効くのは一定の人であることと、現在のエビデンス主義の医療のなかでは明確な数値で効果を表しにくいので、この療法は陰に隠れがちですが、行う意味はあると考えています。なによりも、私自身がこの療法に触れる事によって元気になれたということが大きいですね。

箱庭療法では、意識的すぎる現代生活のなかで、抑圧された無意識を解放する

三宅 永 院長

箱庭療法は軽症、もしくは病気までいかないけれど、毎日もやもやと生きている方、心が疲れている方が対象です。砂を敷いた箱の庭に、建物や人間、動物などのミニチュアを並べていくという極めてシンプルなもので、元は子供のための療法で、遊び感覚でできるのが特徴です。並べるときにできるだけなにも意識せず、直感や気分の赴くままに行うことで、普段抑圧している無意識が現れます。それがストレスや、言いたいのにいえなかったことなど溜め込んだ気持ちも同時に発散され、気分を回復させるのです。現代は”意識”だけが過剰に発達しているため、この療法で無意識を出してあげることでバランスが取れるのだと考えられています。当院ではできるだけ自由に作っていただくため、製作中は医師はそばにおりません。完成したあとで、その庭について話し合いをします。

辞めたい、でも辞められない。日本人特有のジレンマにどう対応していくか

今は社会のなかでうつという病気がずいぶん当たり前になりましたが、反対に、会社はそれを受け入れにくくなっていると思います。言葉と病態について誰もが知るようになったけれども、会社にはそういううつや心の病気にかかった人をおいておく余裕がなくなっている。昔はどこの会社にも”なにやってるかわからない人”という人が必ずいて、そういう人が新人を支えていたものです。ちょっと覚えの悪い人、適応がゆっくりな人も、そんな人が面倒見ていて、できる人にもできない人にも居場所があった。今はそんな環境じゃないですよね。即戦力なんていう言葉がありがたがられ、成果の出せない人はすぐに能力がないとみなされ、切ってしまう。大変な世の中だと思います。当院では病気が治ったあとのリワークのお手伝いも行っています。
一口に心の病気と言ってもいろいろあって、例えばうつと適応障害は違います。うつは脳の”くたびれ”によって起こるものですが、適応障害は環境との軋轢で心が折れてしまった状態をさします。今は適応障害の人のほうが多いですね。うつと似ていますが、治療法は全く違います。うつは休んで薬を飲めば治りますが、適応障害はストレスの原因を取り除かなければ、休んでも治りません。このふたつを同じに考えてしまうと間違いが起きるので注意が必要です。
仕事が原因ならば会社を辞めればいい、という話なのですが、そうですね、と言って辞める患者さんはほとんどいません。嫌でも辞めない、辞められない。これはやはり良くも悪くも日本人独特かもしれません。同じように経済状況がさほどよくない欧米では、適応障害の患者数は日本に比べてかなり少ないんです。”嫌だから辞める”が当たり前だからでしょう。個人的には、行き詰まったら先が不安でも新しい行動を起こす、とりあえず動く、というのは活路を開く方法だと思います。お話を聞きながら正直、”動いちゃえばいいのになあ”と感じることは多いです。でも、そうはいかないという人が圧倒的ですね。そんななかでどうやって心身を回復していくか、が課題です。

これから受診される患者さんへ

森田療法に触れる事によって私自身が元気になったと言いましたが、そんなふうにまず自分を癒し回復させるための方法を探していて、それで精神科医になったようなものです。医師になりたいと思ったときから精神科医を目指していました。やはり私自身、悩みを抱えやすい人間だったからですね。だからこそ、より患者さんの気持ちに近い診療ができるのではないかと考えています。診察のときに心がけているのは、なんでもお話してくださいとお伝えし、それができる雰囲気を作ること。”こんなこと病気には関係ないしな…”と思って、言いたいことを言わずにおく方が多いんです。そういうことがないように、話したいと思ったことは全部出してもらうことをまず第一に考えます。明らかに病気だなと感じている人はもちろん、病気かどうかもよくわからず、まずそこが知りたいという人にもぜひ来ていただきたいです。病気になる前に心の不調を直すお手伝いもしたいと思っています。飯田橋駅から徒歩3分、早稲田通り沿いにあるビルの4階です。土曜も15時まで診療しています。

※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

三宅 永 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:油絵
  • 好きな本・作家:メグレ警視物
  • 好きな映画:マトリックス・アメリ
  • 好きな言葉・座右の銘:一隅を照らす
  • 好きな音楽・アーティスト:ジャズ、ポール・デズモンド
  • 好きな場所・観光地:金沢

グラフで見る『三宅 永 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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