松田 光三 院長への独自インタビュー

地域に根差して半世紀、歴史ある歯科医院の院長として

両親がともに歯科医師という家庭に育ちましたので、診療所は「自分の遊び場」といった感覚でした。ですから、私がこうして歯科医師になったのもごく自然なことで、実際に兄弟全員が歯科医師になっているんですよ（笑）。大学卒業後は都内の歯科医院で診療をはじめ、その後、先輩からお誘いいただいたこともあって『山王グランドビル歯科』で診療するようになりました。1990年からになりますので、ここで診療を続けてもう四半世紀以上が経つのでしょうか。医院自体の創設は1968（昭和43）年とさらに古く、地域に根差して半世紀、という感じですね（笑）。当初は少々クラッシックなイメージの院内でしたが、私が院長になった翌年に施設をリニューアル。窓のない地下にあるからこそ、「明るい」空間づくりを心がけて、診療ユニットの間にパーテーションを配したり、完全個室の診療室を設けるなど、安心・安全の歯科医療をご提供できる環境を整えました。

インフォームドコンセントを徹底し、いつまでも長いお付き合いを

地域に根差して半世紀と申しましても、この界隈にお住いの方はほとんどいらっしゃいませんので、来院される患者さんは、近隣にお勤めのビジネスパーソンが中心ということになるでしょうか。そのほか、かつて通院されていた患者さんがリタイア後、電車にのってわざわざお越しくださったり。はるばる京都やフランスから、というケースもあるんですよ。診療が終わって先ほどお見送りしたのは、ずっと診させていただいている80歳の患者さん。こうして長いお付き合いを続けることができるのも、駅からすぐというアクセスの良さ、複数の駅をご利用いただける、通いやすさのおかげもあるかもしれません（笑）。もちろん、診療の際にはインフォームドコンセントを徹底して、患者さんのお口の状態について、治療内容について、分かりやすくご説明するようにしています。常に「もしも自分だったら？」と考えながらお話をすることで、患者さんが「された」と感じるような歯科治療にならないようにと心を配っています。

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